栄養

ビタミンE(トコフェロール)

特徴と働き

脂溶性ビタミンの1つであるビタミンEは、トコフェロールとも呼ばれる。トコフェロールには8種類ありますが、栄養素で言うビタミンEは、おもにα-トコフェロールのことをさしている。
ビタミンEは、その特徴である抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守るといわれています。
体のなかでは常に代謝を繰り返していますが、このときフリーラジカルという物質が発生し、細胞膜やDNA、たんぱく質などを傷つけています。
フリーラジカルで傷つけられた細胞は癌化すると考えられ、あまりありがたくない物質ですが、ビタミンEはこのフリーラジカルから守ってくれます。
ビタミンEは、脂質とたんぱく質が結合した血液中のリポ蛋白の酸化を防ぐことで、動脈硬化などのリスクを減らしています。
ビタミンEは抗酸化の特長により、その量は微量であるものの食用油やそのほか食品の酸化防止剤として広く使用されています。
通常ビタミンEの欠乏は起こらないとされていますが、欠乏すると細胞が傷つきやすくなり、溶血性貧血や感覚障害、運動失調など神経症のリスクがあるとされています。
過剰摂取の報告はないようですが、脂溶性ビタミンの特徴である体内への蓄積しやすさを考えると、過剰摂取は進められません。

ビタミンE(トコフェロール)の栄養摂取基準と摂取量

日本人の食事摂取基準によるビタミンE(α-トコフェロール)の健康な人の1日の栄養摂取推奨量と国民栄養調査による1日あたりのビタミンE(α-トコフェロール)の摂取量。
日本人の食事摂取基準国民栄養調査結果
 男性女性 男性女性
成人7〜9mg7〜9mg平均8.6mg7.9mg
妊婦-+0mg強化食品・
補助食品
を摂っている人
全体の2.8%)
10mg10.8mg
授乳婦-+3mg
上限量は成人男性で700〜800mg、成人女性で600〜700mgと策定されています。

ビタミンE(トコフェロール)を多く含む食品

ビタミンEを多く含む食品は、植物油や落花生、アーモンドなどのナッツ類、小麦胚芽など。

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