栄養

ビタミンB7(ビオチン)

特徴と働き

ビタミンB7(ビオチン)は、皮膚と関係が深いビタミンのひとつで、ドイツ語で皮膚を意味する単語の頭文字をとってビタミンHとも呼ばれていました。
ビタミンB7(ビオチン)の役割は重要で、アミノ酸の代謝や脂肪酸の合成とエネルギー代謝に関わっている。そして皮膚を正常に保ち皮膚生成する細胞の活性化、抗アレルギー物質を生成することでアレルギー症状を緩和する。
ビタミンB7(ビオチン)は多くの食品に含まれ、腸内細菌によって体内合成ができるために欠乏症は起こりにくいといわれます。
しかし、卵白に含まれる成分と非常に強く結合することで、ビタミンB7(ビオチン)の吸収が阻害されるといわれ、生卵を大量に摂取すると卵白障害と呼ばれる症状が起こる。1日10個以上の生卵を摂ると卵白障害のリスクが高まるといわれる。抗生物質の長期使用も欠乏症のリスクがある。
ビタミンB7(ビオチン)が欠乏すると、皮膚や粘膜の炎症、脱毛、食欲不振などですが、もっとも深刻なのが妊婦がビタミンB7(ビオチン)を欠乏すると高い確率で胎児の奇形を誘発することが知られ、口蓋裂、小顎症、短肢症等のリスクが高まる。
ビタミンB7(ビオチン)は過剰に摂取しても多くの水溶性ビタミンに見られる特徴で、余分なものはすぐ排泄されるので過剰症の報告はないようです。

ビタミンB7(ビオチン)の栄養摂取基準と摂取量

日本人の食事摂取基準によるビタミンB7(ビオチン)の健康な人の1日の栄養摂取推奨量と国民栄養調査による1日あたりのビタミンB7(ビオチン)の摂取量は、残念ながらデータがありません。
栄養摂取基準にビタミンB7(ビオチン)が記載されたのが2005年版からで、それ以前は記載されていないため、それより古い現在使用されている国民栄養調査のデータには使用されていません。
日本人の食事摂取基準国民栄養調査結果
 男性女性 男性女性
成人45μg45μg平均--
妊婦-+2μg強化食品・
補助食品
を摂っている人
--
授乳婦-+4μg

ビタミンB7(ビオチン)は水溶性ビタミンの特性上、食品の調理法など摂取方法、病気などおかれた環境によって変化します。

ビタミンB7(ビオチン)を多く含む食品

ビタミンB7(ビオチン)を多く含む食品は、レバーなどの臓物や肉類、大豆などの豆類など。
また、サプリメントなどは、ビタミンB7(ビオチン)の含有量の多いものを一回摂るよりも、含有量の少ないものを数回に分けるなど、こまめに摂ったほうが効果的です。

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